アジアに関すること

2018/11/21

金奨恵明茶

92819282

上海閘北区普善路の満堂春茶葉市場は上海主要7茶葉市場のうちの一つ。他の茶葉市場と比べると規模が小さいのですが、最近3年間は毎年キーモン紅茶を買いに行っています。
3年も通っていてついこの間金奨恵明茶専門店があることに気がつきました。
金奨恵明茶とは、浙江省景寧畲族自治県赤木山恵名寺一帯で作られている炒青緑茶で、恵明茶とも呼ばれています。1915年、パナマ運河開通を記念してアメリカで行われたパナマ万博で恵明茶が金賞を受賞したことから金奨恵明茶と呼ばれるようになりました。1972年畲族によって復活生産されています。
もともとあまり目にすることのない金奨恵明茶は現在金奨恵明紅茶まで作られており、興味津々だったのですが、残念ながら早々に完売したそうです。

facebookページお茶ガイドもよろしくお願いします^^
https://www.facebook.com/ochaguide

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/11/17

永巨茶業

9251_29252_4925392549255

永巨茶業の前身は1865年に晋商が創立した永巨茶庄で、清末民初ロシアに達するティーロードを築いた立役者のひとつです。
会社は湖南黒茶の二大生産地の一つである臨湘市聶市鎮に位置、湖南省茶業(集団)有限公司傘下にあり、湖南省で唯一青磚茶を生産する企業です。登録商標“洞庭”は青磚茶ブランドとして著名な商標で、会社自体も中国茶葉100強企業、国家辺茶定点生産企業し指定されています。
清朝末期から民国初期にモンゴル・ロシア向け磚茶生産で栄えた羊楼洞は湖北省と湖南省に跨る地域で、湖北省側に紅磚茶(米磚茶)があるなら湖南省側の紅磚茶も欲しいと思いこの永巨茶業の上海旗艦店を訪れました。
茶葉で築かれた豪華な店内になぜか湖北省側の龍頭企業である趙李橋の紅磚茶(米磚茶)は置かれていましたが、湖南省側のそれは残念ながら見つけることができませんでした。
しかし、収穫がなかったわけではなく、地元湖南省の紅茶で作った高級小沱茶を購入することができました。
歴史的なお茶の復活や新しいお茶の創造、中国茶は興味深い^^

(写真:永巨茶業上海旗艦店、紅茶小沱茶)

facebookページお茶ガイドもよろしくお願いします^^
https://www.facebook.com/ochaguide

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/11/14

竹殻茶(葫蘆茶)

92319232

1月29日から2月6日まで東京ドームで開催されたテーブルウェア・フェスティバル2017で見かけ気になって画像だけ持っていた竹皮に包まれたお茶の写真。
先週末に参加した松下コレクション常設展示場内覧会で同じ形のお茶を発見!、産地と名前を知ることができました🙌
広西チワン族自治区で作られていたお茶だったのですね。
明代まで遡る歴史を有する竹殻茶は山から採取した薬草を配合したものを竹殻で瓢箪の形を包装し上げます。かつて地元少数民族は解熱、消炎、利尿除湿、健脾胃、血圧降下などを癒す薬草として携帯していたものです。

(写真:テーブルウェア・フェスティバルの竹殻茶、松下コレクションの竹殻茶)

facebookページお茶ガイドもよろしくお願いします^^
https://www.facebook.com/ochaguide

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/11/10

ネパールのチーズ

920192029203

ネパールの茶産地イラムの町を歩いていると、食べ物屋、お茶屋などの軒先に吊ってあったり、籠に小さく切って盛ってあったり、これを見た時、5年前のダージリンの日を思い出しました。
ジュンパナ茶園のテイスティングルームにいる間に天気が急に悪化して激しい雨に数時間足止めをくってしまい、ただ何もすることがなくてボーっとしている時、出てきたのが、このチーズ。チーズというには硬すぎ、飴というにはなかなか溶けない不思議な食べ物。
茶園で長い時間労働する人たちが口の中にずっとふくんで気をまぎらわせているものなのだそうです。小指の頭ほどのかけらを口の中で溶かすのに一時間以上かかりました。
ネパールの茶産地にもあったのですね^^
ヤクの乳から作られた山岳民族の保存食チュルピー。

(写真:チュルピー)

facebookページお茶ガイドもよろしくお願いします^^
https://www.facebook.com/ochaguide

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/11/03

呂宋壺(るそんつぼ)

9131913291339134

宇治・上林記念館二階に展示される数々の茶壺。
その歴史は、文禄三年(1594年)堺の貿易商納屋助左衛門(1594~?)がルソン(フィリピン)から大量に持ち帰った壺を、茶壺として豊臣秀吉等諸大名に珍重されたことから始まります。
江戸時代、徳川将軍家は宇治茶を江戸に運ぶため茶壺を毎年宇治採茶使に江戸―宇治間を往復させていました。それを御茶壺道中と言います。

(写真:茶壺駕籠、ルソン無褐三耳壺、ルソン暗緑褐四耳壺、ルソン緑褐双耳壺)

facebookページお茶ガイドもよろしくお願いします^^
https://www.facebook.com/ochaguide

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/10/24

ネパールのチヤ

9081908290839084

ネパールはヒマラヤ山脈中部、世界最高峰エベレストを有するインドと中国の間に位置する国です。
お茶のことをネパール語では、CHIYA(チヤ)と言います。
主な茶産地は東部山岳地方のメチ県やコシ県です。ヒマラヤを冠したお茶をよく見かけます。
ダージリンからネパールの茶畑が見えるのですが、そこからネパールに行くことはできません。いったん下おりて、外国人旅行者に解放している国境から入らなければなりません。
ネパール国境の町カカールビッタからイラムへ移動する途中ネパールで初めていただいたチヤをご紹介します~
水と牛乳を合わせた1ℓくらい液体が入った小鍋にスプーン2杯の紅茶(プレミアムCTC)とスプーン3杯の砂糖を入れて沸かします。
1杯20ルピー(20円)でした。

(写真: 屋台、紅茶、チャイ作り、チャイ)

facebookページお茶ガイドもよろしくお願いします^^
https://www.facebook.com/ochaguide

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/09/19

千利休生家跡

849184928493

戦国時代から安土桃山時代に生き、天下人織田信長、豊臣秀吉に仕えた茶人、わび茶の完成者千利休(1522~1591)。
晩年、大徳寺の三門(金毛閣)の造り替えのための援助した利休に対する感謝の意を表するために住持古渓宗陳が造り祀った利休像が豊臣秀吉の怒りに触れて利休は切腹を命ぜられました。
堺の生家跡には、利休が茶の湯に使ったという井戸椿の井、かの大徳寺山門の古い部材を用いて建てられた井戸屋形が残っています。

画像説明: 椿の井、記念碑、茶の花

facebookページお茶ガイドもよろしくお願いします^^
https://www.facebook.com/ochaguide

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/09/15

『サハリン島』とお茶

8481848284838484

チェーホフは1890年、30才の時に旅立ち、モスクワからサハリンまで旅の記録を発表し続けました。
当時、日本人、アイヌ民族、ロシア人が混住していたサハリンの様子を描いた『サハリン島』にはお茶のある描写がいくつも見られます。
「亭主と客がお茶の卓に坐る。この家の嫁と見える若い女房が、お茶を盆にのせて出し恭しくお辞儀をする。二人は茶碗を取って黙って飲む。~長い長い時が過ぎる。が若い女房は相変わらずお辞儀をして、亭主と客は相変わらずお茶を飲んでいる。」
この文章など、これは日本女性の描写なんじゃないかなと想像を膨らませながら当時の暮らしに思いを馳せてしまいます。
サハリン州郷土博物館は樺太庁博物館の建物がそのまま使用され、アイヌ民族、ロシア人、日本人が残した生活の様子が展示されています。
そこにはそれぞれ民族のお茶のある生活がありました。

画像説明: 郷土博物館、日本展示、ティーカップとチェス駒

facebookページお茶ガイドもよろしくお願いします^^
https://www.facebook.com/ochaguide

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/09/12

チェーホフと『サハリン島』

8461846284638464

ロシアの極東サハリン州の偉人と言えば、1890年代に医師として当時流刑地だったサハリンを訪れて『サハリン島』を著したチェーホフ。厳しい環境下生きる人々の状況が克明に描かれていますが、お茶のある描写にちょっと憧れを感じてしまいます。サモワールでいれる磚茶とロシア菓子、いいですね~( ̄p ̄*)
「村に着けば直ぐ飯にありつけるし、磚茶も飲める。(中略)お茶には小麦粉のブリンや、凝乳と卵の入った揚饅頭や、小さな焼菓子や、角形パンの揚物などが出た。」

画像説明: チェーホフ胸像のある広場、木工労働者寄宿舎、部屋の様子

facebookページお茶ガイドもよろしくお願いします^^
https://www.facebook.com/ochaguide

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/08/18

サハリンのサモワールとバランカ

8311831283138314

サハリン州の州都ユジノサハリンスクは成田空港からヤクーツク航空で2時間くらい。
サハリン島を訪れた有名人はチェーホフと宮沢賢治、チェーホフは自らの魂を探してサハリンを旅して『サハリン島』を著し、宮沢賢治は妹の魂を探して旅して後に『銀河鉄道の夜』を著しています。サハリンはノスタルジックツアーの場所なのです。
ロシアの中心から遥か遠くても、ティータイムに欠かせないサモワールはあります。サモワールにかかっているのはバランカ。小麦粉と砂糖で作られたリング状のパンで、ケシの実がまぶしてあります。レストランの壁にかかっているのもありました。

画像説明: サモワールとバランカ、茶器、ロシア正教会がある風景

facebookページお茶ガイドもよろしくお願いします^^
https://www.facebook.com/ochaguide

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧