書籍・雑誌

2008/11/01

清福な時間

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魯迅(1881~1936)、老舎(1899~1966)、巴金(1904~2005)、同じ激動の時代を生きた近代中国文学界を代表する三人の文豪、三人の共通点は旧社会の恥部を人々につきつけるような作品を発表し続けたことと、お茶を大変愛したということです。
魯迅は左翼文化運動に対する激しい弾圧や持病の肺病に苦しみ、人生の最期を過ごした上海の地で余命わずかと宣告されながらも死をテーマとする文章を残すなど不屈の精神を貫き通しました。一方で日本に渡る後輩へ日本の友人のためにお茶を託すほどのお茶好きでした。
老舎の作品には『茶館』を代表としてしばしばお茶のことが取り上げられています。北京の花と称された才能はお茶と共にありました。『茶館』では、力を尽くして茶館存続させようとする主人公がその努力も空しく時代の波に呑まれてゆき、命のように守ろうとしていた茶館を特務に奪われてしまいます。嘆き悲しんだ主人公がまき散らした弔いの紙銭がひとつの時代の死を暗示しています。そして、作者である老舎自身もいやおうもなく時代の渦に巻き込まれ、文化大革命中に弾圧され、自殺か他殺かはっきりしない不条理な死を遂げることになりました。
若き日に上海で魯迅と親交のあった巴金は代表作『家』で、中国に今もなお根強く残る迷信や家制度などの封建思想への警鐘をならす作品として高く評価されました。三十、四十年代にはたびたび文学界の友人と杭州の西湖に遊び、美しい思い出の代名詞のように西湖や龍井茶の文字を作品に刻みました。文化大革命では例外にもれず作家としての活躍の場を奪われ、「十一年間、私はたった一遍しか文章を書かなかった」という言葉を残しました。名誉回復、百才を越え病気に苦しみながらも時代の生き証人として中国文学界に君臨しました。
創作活動が厳しかった時代、自分の才能に背かず、時には死を見つめながら貫き通した執筆作業の中、彼らに訪れたつかの間の清福なる時間とはお茶と共にあったに違いありません。

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2007/04/08

シルクロード

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3月から連日再放送されているNHK特集シルクロードをたまるのを楽しみに録画予約しています。やっぱりいっきに見たいものです。リアルタイムで放送されていた頃は興味はあったのかもしれないけれど、見たことがありませんでした。最近、おくればせながらシルクロード熱が高まっているのです。週刊シルクロード紀行もバックナンバーNo.1からNo.48までまとめ買いして、時々読んでます。今年のテーマはシルクロードかな。

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2007/03/03

台北国際ブックフェア

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台湾の国際ブックフェアは毎年春節あたり、二月ごろに世界貿易センターの1館、2館、3館で行われます。昔はけっこう熱心に見てまわりましたが、去年や一昨年は行かなかったです。行かなくてもちょうどその時期本屋さんでも同じような値引きをしているので入場料を払ってそれ以上の収穫が有るかというのは疑問だからと、なまけていました。そんな中で感心してしまうのは、幾米(ジミー)は毎年サイン会をしていることです。6~7年前(もっとかもしれません)から毎年ということは、人気があるということもありますが、なかなかできることではありません。本当にすごいなぁと、今年も貼ってあるサイン会のお知らせを見てながらしみじみ思いました。明日大阪府立国際児童文学館で講演をするライマも台北のブックフェアで見かけました。明日いらっしゃる皆さん、絶対に楽しめると思います。

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2006/11/26

本草綱目

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本草綱目は明朝時代の医学者李時珍(1518~1593)が約30年の歳月をかけて記した全52巻に及ぶ食物辞典です。医者の立場から食物の薬用効果など書いたもので、昔の難しそうな書物という印象がありページを開いたこともありませんでしたが、最近非常にわかりやすい現代版がいろいろ出ているのを最近知りました。大理の飛行場で飛行機が遅れて時間をもてあましているときに、スタンドにあった本草綱目を立ち読みをしてから本が欲しくなりました。すべてに写真がついていてとても解りやすく興味深いものだったのです。大理では飛行機が遅れてそれどころではなかったので買えなかったのですが、最近ようやく手に入れました。暇な時に名前と写真を見比べて楽しみたいと思います。

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2006/11/13

ブログ本しのわずり

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11日にココログ出版で作っていただいたブログ本が3冊届きました。こんなに立派なハードカバーの本になるとは思ってもいませんでしたので、ちょっとした驚きと望外の喜びを感じました。ページをめくってみると、今まであまり振り返ることのなかった自分ががんばって書いた記事が蘇ってきます。毎日更新することだけが目標でした。自分のことながら継続することの素晴らしさを感じました。ありがとうございました。

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2006/10/09

プーアル茶会

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三連休の最終日である今日は華泰茶荘で行なわれたプーアル茶会に参加してきました。講師の先生はプーアル茶鑑定の第一人者で、『深邃的七子世界』という図鑑兼鑑定書の著者である陳智同先生でした。台湾の雑誌『普洱茶藝』の方たちも一緒にいらっしゃっていましたが、この雑誌はプーアル茶の世界では有名な雑誌で、かつては南方のシルクロードと呼ばれていた古道を1987年に茶馬古道という名前を提案して学術界で承認させた雲南大学教授もこの雑誌に関わっているとの記事をつい最近読んだものでした。プーアル茶の試飲は今年の秋茶(作ったばかりのもの‥)から各印級茶、最後は八十年くらい前の私営茶商のものまでたっぷり堪能することができました。一番美味しかったのは紅印です!自分で買えるようなお茶ではないだけに、この美味しさを知ってしまったのは不幸かもしれません。

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2005/12/18

中国食文化事典

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今日は一日中お仕事で、さきほど帰宅してみると宅急便で『中国食文化事典』が午前中便で家に届いていました。中華料理の名前や食材の意味が解らないものがたくさんあると、つい2、3日前に人にぐちってしまったのですが、そんな私のぐちに応えてその方は所蔵していたこの事典をご親切にも送ってくださったのです。帰ったばかりなので調べたいものを今日中に調べることは無理ですが、ぱらぱらめくっただけでも事典というだけでなく読み物としてもおもしろそうです。今日は晩いので明日さっそくお礼の電話をしなければ。

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2005/11/15

新刊展望

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新刊展望12月号に、“ジミー<幾米>の世界”について女優の田中美里さんと対談した記事を載せていただきました。
田中美里さんは好きな本としてジミーの絵本をテレビやラジオで紹介してくださったり、チェ・ジウの吹き替えやASIENCE SPIRIT OF ASIAというレギュラー番組をお持ちであるということから、この対談が実現しました。
ジミーは台湾の絵本作家で、その作品は絵本だけにとどまらず映画化、舞台化、商品化されています。
ご存知でなかった方は、ぜひ一度ページを開いてみてくださいませ。

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2005/06/03

『天龍八部』

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天龍八部 DVD-BOX 1  天龍八部 DVD-BOX 2

金庸原作の『天龍八部』のテレビ番組が始まっていたのを、さっきやっと知りました。
実は原作本もまだ読んでいないのです。夏までにはやっておく宿題?としてここにメモしておこう。

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2005/05/14

姑獲鳥の夏

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映画館の予告編を見てワクワクしたのは久しぶりのことです。『姑獲鳥の夏』が映画で見られるなんて考えたこともありませんでした。夏の公開が楽しみです。今年の夏がどんなに暑くても我慢できそうです。関係ないっか‥。

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2005/04/28

巴金

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魯迅、老舎、巴金、同じ時代に生いきた近代中国文学界を代表する3人の文豪、現在でもなお生存しているのが巴金です。
1931年に発表した小説集『激流三部作』である『家』『春』『秋』で作家として確固たる地位をきずきましたが、文化大革命では例外にもれず作家としての活躍の場を奪われました。「11年間、私はたった一遍しか文章を書かなかった」
77年に名誉回復、100才を越え病気に苦しみながらも時代の生き証人として中国文学界に君臨しています。
今回上映会で上映される『家』は中国に今もなお根強く残る迷信や家制度などの封建思想への警鐘をならす作品として高く評価されています。
そして中華人民共和国誕生前からの名優が豪華キャストで出演した貴重な映画作品です。

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2005/03/01

蒼穹の昴

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蒼穹の昴〈上〉蒼穹の昴〈下〉

日本人作家が書いた中国を舞台にした小説の中で一番好きなのが『蒼穹の昴』です。
ハードカバーを持っているので文庫本が出た時どうしようかと思いましたが、やっぱり買ってしまいました。
清朝末期(日本でいえば明治維新のような時代)を描いているので、たくさんの登場人物が出てきますが、なかでも一番好きな人物が貧しい糞拾いの少年春児です。
可哀想な子どもを哀れんだ占師がついた「いつか蒼穹の昴をつかめる」という嘘を信じて、ついには夢をかなえた春児。
信じた言葉を真にする‥。私もときどき空を見上げてみたくなります。私の昴はどこにあるのかと。

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2005/02/19

紅楼夢、梅枝に積もった初雪をどうするの?

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今朝朝目覚めたら積もっていた雪を見て、ハタと気がつきました。春節(旧正月)後最初に降った雪だから、これが今年の初雪だ!
で、もそもそ出かける準備をしながら、小さな疑問がむくむくと湧いてきて頭から離れなくなりました。
梅枝に積もった初雪でお茶をわかすと良いとかいう不朽の名著『紅楼夢』のくだりは、あの小説の中だけの価値観なのか通説なのか?
中国文学に詳しそうな友人に尋ねてみたところ、「寒さに耐えて花を咲かせる梅、そしてそれに雪が積もっているなんて最高なんじゃないの?」え?コメントはそれだけですか?わからないです。やっぱり風情の問題ということなのですか?こうして今日一日は過ぎてゆきました。
ちなみにこのブログの写真は梅枝ではなく、あいにく家の庭に梅がなかったため、もみじで代用させていただきました。

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2005/02/04

笑傲江湖

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一週間かけて『笑傲江湖』のテレビドラマ52話、やっと見終えることができました。
韓国ドラマラッシュで韓国のテレビドラマの話数が多いのにお気づきの方も多いと思いますが、中華系のドラマはもっと長いのがたくさんあります。
金庸原作の武侠系連続ドラマも例外ではありません。
作品は登場人物が多いので先に小説を読んで設定を把握してからドラマを見るとより楽しむことができます。
金庸の武侠小説はテレビドラマだけでなくアジアやハリウッド映画にも深い影響を与えています。
読まず嫌いの方、読み始めたらはまるかもしれません。

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