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2018/03/27

天空ノ山茶@徳島県大歩危

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12世紀後半(1185年)、京都を逃れた平家が讃岐屋島で源義経軍に敗れ落ち阿波山岳武士となった(平家落人伝説)が残るこの一帯、やぶきたで作る茶を天空ノ茶、山の在来茶を天空ノ山茶として売っています。
三好市の山城町は四国のまんなか、徳島県西端で四国すべての県に接します。
昔々から昭和30年代まで、5月は摘んだ茶葉を大釜で炒り、蒸気があがってきたら筵にあけて手足で揉んで日干乾燥させ、10貫(37.5kg)分の茶葉を筵に包んだ荷を讃岐商人が運びにやってきて、ある年には100貫も出したことがあると。
地元では、急須がなくても茶碗に茶葉を入れ、湯をつぎたしつぎたし飲んでいたそうです。
そんな昔話をしてくれた川内家は現在、在来種を145kg(生葉)、やぶきたを450kg(生葉)を工場におさめています。5月中旬に一回のみ摘採しています。
やぶきたは組合に買上げてもらい、在来種は手元に残し天空ノ山茶として販売しています。

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2018/03/19

雪の石鎚山@愛媛

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「或るときは石峯に跨て糧を断てかんかたり」『三教指帰』
西日本最高峰石鎚山は、奈良時代685年に修験道の始祖役行者により開山されたという伝説が残る霊山で、空海も山岳修行を行っています。

この石鎚山で最後の生産者曽我部さんが90歳を過ぎ数年前に山を下りる前までは石鎚黒茶という幻のお茶が存在していました。
かつて、石鎚山山麓一帯の秘境と言われた平家の落人村落で桶に漬けて白カビを発生させた後に日干乾燥させた黒茶は、地元では馬糞茶とかくさらし茶と呼ばれ、高知県の大豊町に残る碁石茶と同様に瀬戸内海沿岸の人々によって飲まれたり、茶粥として食され、瀬戸内海に勢力を誇った村上水軍も長い航海に携えていたかも知れません。
石鎚黒茶は自生している山茶を、夏場に成熟した葉をしごき摘みし、大蒸籠で蒸した後茶葉をゴザに広げて天日干ししてから桶に漬け込んで白カビも生えた10日から2週間後に桶から出し解して完全に乾燥させたお茶です。

訪れた2月22日の石鎚山は、雪。
小さなお大師様たちに供えられていた🍊はピカピカだったので、人が通らなくなった道ではないようだけれども、神社に着いたとたんスマホは圏外になったまま、諏訪神社から徒歩30分ほど登れば到着するであろう地点で引き返しました。雪帽子を被った茶葉も、雪の石鎚山も、いつかまた(≧◇≦)/゙゙゙゙

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2018/03/12

梅花の北野天満宮と名物粟餅

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梅と紅葉で有名な京都の神社北野天満宮。
京都の北野天満宮と福岡の太宰府天満宮は、学問の神様菅原道真公を祀る神社で、2月3月は観梅花客で賑わいます。
なぜ古の人がこの花を最も愛したか、共感する瞬間✨
甘く薫る梅花に包まれているだけで、心地よい♪
梅の木の下に小さな茶樹が!
小さいながらものびのび緑の葉を広げていました^^
梅花の香りを充分満喫して道を渡ると、今度は、北野名物粟餅のきな粉の香ばしい香に魅せられます。ご主人が餅を丸めてピュッと飛ばす職人技はきな粉の香同様いつまで見ていても飽きません♪

〜粟餅由来〜
徳川五代将軍綱吉時代に、初代が現在の場所に茶店を構え、粟を餅に搗いて北野天満境内で販売したことから世に知られるようになりました。寛永15年に発行された『毛吹草』に山城名物北野粟餅と記されています。

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2018/03/05

宍喰寒茶作り後編@徳島県海陽町

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寒茶用茶畑は、春の一番茶は摘みません。一年間の栄養を蓄えた冬に一度だけ一枚一枚葉を摘みます。(釜炒り茶用茶畑は、5月に一回だけ摘みます)どちらも肥料など与えないので、茶木のために一年に一回だけ摘むのです。石本さんが摘んだ茶葉の籠からはすーっとウバのような香りが!なんでしょう、この不思議な香気❤

摘んだ茶葉は30分ほどの蒸熱を行ない、続けて揉捻機にかけて柔らかくしてから手で揉みます。それを一晩おいて共同の干し場で四日間(天気によります)天日干し、天日干しは一日一回ひっくり返えしに行かなければなりません。
干し場から持ち帰った茶葉は自宅の庭に広げて完全に乾燥させて、出来上がるのでした。

毎年1月下旬にはこの地域における新茶祭り的行事「寒茶祭り」も行われます。興味のある方は来年、ぜひ(^-^)/

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