ウルムチでお茶をいただく その2
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敦煌の観光地の一つ鳴沙山は砂漠の奇観として古来より知られていました。東漢の時代は沙角山、俗名を神沙山と言い、晋代以降から砂が動く時、鳴くような音をたてることから鳴沙山と呼ばれるようになりました。現在はラクダに乗ったり、砂山を滑ったりできる観光スポットです。鳴沙山の休憩所のテーブルの上に回族(イスラム)が飲むお茶、三泡台が並んでいるのを見つけました。聞きなれた言葉を使えば、八宝茶ということになります。袋の中には春茶、龍眼、氷砂糖、棗、杏、クコ、ほし葡萄、ライチが入っていました。鳴沙山の月牙泉はどんどん面積が狭くなっています。泉の周りに三日月の形に柵は張ってあるのですが、泉自体はその形をかろうじて保っているのかなという状態です。月牙泉がいつまでも名前のままの姿を留めていて欲しいと願ってやみません。
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法門寺は東漢桓霊年間(147~189)に建てられた1800年以上の歴史を持つ寺院です。後漢に創建された寺院で、当時は阿育王寺という名前でした。阿育王というのは、インドのマウリア朝アショカ王の漢名で、仏舎利を84000に分骨して世界各地に仏舎利塔を建てさせた人です。ここの阿育王寺は唐代624年に改称され、皇家寺院となりました。874年以後、仏舎利と供養に用いられた数千件に及ぶ宝物は地下に封印されたまま忘れ去られて1100年もの間眠りについていました。そのため1987年に地下宮殿が発見された時には良い保存状態のまま宝物は眠りから覚めて現代によみがえりました。見出された唐代の金銀製の茶道具は茶のバイブルと言える陸羽の『茶経』に記されていた茶具と共通性があったことも本の信憑性を裏付けるうえで重大な出来事とです。西安から足をのばすにもほぼ一日がかりですが、唐代の贅を垣間見ることのできる最高の場所です。
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