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2006/02/16

『書の至宝』

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東京国立博物館の『書の至宝』展にやっと行ってきました。
小一時間ほど入館のために並んだうえに、中国側では王義之、日本側では空海の展示部分でちょっとした地獄を味わい疲れはてました。個人的に一番感動したのは蔡襄の楷書謝賜御書詩表巻(仁宗皇帝から君謨という字を賜った君恩を感謝する上奏文と七言古詩)です。蔡襄(1012-1067)は福建省出身、北宋四大書家の一人です。福建轉運使の任につくと、丁謂が作り出した大龍鳳団を改良した小龍鳳団を作って献上し仁宗皇帝の寵愛を受けました。『茶経』に故郷のお茶が掲載されていないことを常々不満に思っていた蔡襄は茶書『茶録』を執筆するよって、福建省のお茶を一躍歴史の主役的位置に引きあげました。一世を風靡した『北苑』は福建建安鳳凰山にあった龍焙(皇室用製茶工場)のことを指します。この北苑中心とした周辺から産する団茶は当時、建渓茶、建安茶、龍団茶、龍鳳団茶、北苑茶などと言われていますが、なかには周辺産地(武夷など)の茶葉も含まれています。なにはともあれ、福建のお茶を有名にした功労者です。だからミュージアムショップに中国花茶を売っているのかなぁと思ってしまったのは深読みのしすぎですね。

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コメント

トラックバックありがとうございます。
「書の至宝」展、すごい人でしたね。私は書道を少し嗜んでおりますので、仮名や文字の形を中心に、古い書物を直に観ることができる喜びにひたっておりました。
なので、中国花茶という観点もあるのかと驚きました。
本を買ったので、ゆっくり勉強しようと思います。ありがとうございます。

私は30分待ちで入ったのですが、何を勘違いしたのか第7章から(仮名から)見始めてしまったのです。素で間違えてます。そのお陰か、比較的すいてました(笑)。

それでは、また。


投稿: 犬目人 | 2006/02/24 22:50

はじめまして。
TBはっていただいたのでやってきました。

書の至宝展は凄まじい混み具合でしたね~。
いろんな人から「すごい」と聞いていたので、
覚悟はしていましたが・・。
それでも開館直後と閉館間際は若干空いていて、割と堪能してきました。

投稿: MUGIXOR | 2006/02/19 22:28

TBありがとうございます。
私は45分待ちで、会場に入りました。
米元章が好きなので本物にであえ、とても
幸せでした。

中国茶があったなんて、気がつきませんでした。もう疲れて、疲れて。
体力もいるのですね。

また、よろしくお願いします。

投稿: gooitookasi | 2006/02/18 16:51

はじめまして。 TB頂き有難うございました。
一時間待たされたとは大変でしたね~
会場で見ていますと図々しくも「書けそうかな?」と思ってしまうんですよね・・・(汗)
私も本を買ってきましたが、やはり実物の迫力はスゴイものがありますね!!

投稿: sakura | 2006/02/18 14:13

はじめまして。門外漢の私メの記事をTBしていただきまして、ありがとうございます。失笑を買う様な記述もあったと、恥じ入っております。私のブログの主なお題はミュージカル俳優であり、シンガーソングライターでもある、あっきーこと、中川晃教さんです。実は、台湾デビューされていて、そちらでの活動も年に何度かあるようです。北京語もなかなかのもののようです。年末のディナーショーで、夜来香を歌われ、その折、凍頂烏龍茶をプレゼントされていました。という訳で、こちら様のブログにご挨拶をさせていただく次第となりました。長々と失礼いたしました。あっきーをよろしくお願いいたします。

投稿: mojo | 2006/02/18 13:50

TBありがとうございました☆
書展ということもあって年齢層が高めだったなぁという印象が強いです。
そして展示ガラスに張り付いて見学していてるので
そんなに張り付かなくても・・・と思いました。
素晴らしい書の数々には圧倒されました。

投稿: Ren | 2006/02/17 23:04

トラックバックありがとうございました。書の至宝展、私は開館直後を狙っていったのにもかかわらず、やっぱり王義之は満員列車(しかも動かない)状態でした。みんな同じですね。でも、やっぱりとってもきれいでしたよね。大満足。行って良かった。と思いました。また、時々こちらに寄らせていただきます。

投稿: anise | 2006/02/17 22:38

トラックバックを有難うございました☆
茶芸を学ばれているのでしょうか?
これからブログ熟読させていただきます☆
私は4日に見に行ったので並びませんでしたが、書展は終わりに近づくと非常に混みます。もううんざりしてしまうほど・・・です。

未だ、ブログの使い方が分からず馴れていないので、色々な方と交流していけたらと思っています。

投稿: mimi | 2006/02/17 10:24

初めまして。
『雅の風に 咲くやこの花』の主・此花咲耶(このはなさくや)にございます。
この度はトラックバックありがとうございました!

私も王義之の展示箇所は、見れない~!押される~!と散々でした。
書に酔いしれるというより人に酔うような感じだったのが少し残念。
本を購入してきたのでこれからゆっくり浸りたいと思っております。
ちなみに、<中国花茶>。「なにゆえココに?」と大疑問にございました。
すぐに傍の熊野筆に吸い寄せられてしまったので忘れてましたが(苦笑)
では、ごきげんよう。

投稿: 此花 咲耶 | 2006/02/16 21:05

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受信: 2006/02/17 19:21

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「書の至宝-日本と中国」    公式サイトhttp://www.asahi.com/sho/ 2006年1月11日(水)~2月19日(日) 東京国立博物館http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01processId=02event_id=2391 主 催 東京国立博物館、朝日新聞社、テレビ朝日、上海博物館 ***************************************************************... [続きを読む]

受信: 2006/02/17 23:01

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