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2005/12/26

凍頂烏龍茶

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台湾山地の気候は茶樹の成長に適しています。古い史書にはすでに深い山奥で生育する野生の茶樹のことが記載されていました。ただしそのような茶葉は渋味苦味があり、飲料に適していませんでした。私たちが今日飲んでいる香高く美味しい「清香」な台湾の烏龍茶や包種茶は、茶の故郷である大陸福建省から先祖が持ってきた種から長い年月をかけた代々の繁殖や熱心な品種改良を重ねたすえにもたらされたものです。
凍頂山は台湾中部山地に位置し、台湾烏龍茶の需要な産地のひとつです。凍頂山で生産される烏龍茶が持つ独特な香・味・色彩は多くの人から愛され、故に「烏龍茶」は「凍頂烏龍茶」のことだと思っている人も少なくありません。たしかにこのお茶こそが烏龍茶の基本であり洗練された台湾の職人技の結晶と言えます。
凍頂烏龍茶の素晴らしさの秘密は凍頂山の自然環境にもあります。一年を通して温暖で涼しく、適量の雨と霧が降る土地は茶樹栽培には理想的な土地です。さらにその土質は保水力が高いうえに植物の発育に有益な成分を多く含んでいます。
凍頂という烏龍茶で世界的に名を馳せた小さな村はお茶の生産地として百年以上の歴史を誇っています。時は清王朝にさかのぼり、初郷村(現在の南投県鹿谷郷)の村民林鳳池は幼い頃から勉強が大変好きでした。親戚親友からの資金的助けを受け故郷の期待を一身に背負って遠く福建へ科挙の試験に赴いた林鳳池は見事合格し、台湾に帰ることになりました。故郷に錦を飾る彼のために福建の親戚がお祝いの土産として贈ってくれたのが、福建武夷山烏龍茶の苗でした。村に帰った林鳳池はその苗を親類縁者友人たちに分けましたが、凍頂山で育てられた茶樹だけが繁殖に成功して生き残っています。毎年4月から11月まで春夏秋冬4つの季節にまたがって茶園では、菅笠をかぶり茶籠を背負った女性たちが忙しく働く姿を目にします。摘まれた茶葉は太陽の下で乾されて適度に水分を蒸発させられた後、撹拌、熱炒、揉捻、風乾など煩雑な処理がほどこされ完成品となります。凍頂烏龍茶には季節によって、春茶、夏茶、大小暑茶、秋茶、冬茶があり、それぞれ季節の特徴を反映した味を楽しめますが、中でも春茶はお茶愛飲者から大変好まれています。

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コメント

お正月からいただきました。
あまいお茶でおいしいです。
大きい葉ですね。

投稿: あきこさん | 2006/01/04 13:21

トラックバックありがとうございました♪
台湾緑茶がけっこう好きです。
甘いかおりととろっとした舌触りとかが。

投稿: nhosan | 2005/12/26 22:41

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» 台湾の香り?おみやげです♪ [nhosan's works]
昨日朝宅急便で友達からの荷物が届いた。 中身は先日行ってきた台湾のおみやげ。 頼んでおいたCDにお茶(台湾だもの) そしてお茶請けにぴったりのドライフルーツ(グァバ??) ドライフルーツの袋の中には「梅の粉」らしきものが。。。 ふりかけて食べるんかなあ。。。 密かにもいっこおまけも入ってた。 お土産のお茶は凍頂ウーロン茶。 彼女によると鼻炎に効くと聞いたようで、 アレルギー鼻炎の私にとってはうれしい心配り♪ 寒くなってくこれから 彼女の曲が入っているCD... [続きを読む]

受信: 2005/12/26 22:40

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