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2005/08/05

香港上海銀行上海支店(匯豊銀行大楼)

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上海の外灘(バンド)でひときわ目立つ建物があります。それはかの昔、“スエズ運河-ベーリング海間最も豪華な建築物”と称された匯豊銀行大楼(香港上海銀行上海支店)です。
1923年当時、匯豊銀行大楼の建設に費やされた1000万元は、当時外灘(バンド)に建っていた全建築物の建築費半分以上にあたります(上海海関新楼、サッスーンハウス、中国銀行はまだ建設されていませんでした)。その豪華さを物語る逸話として、正面にあるイギリスで鋳造された一対の獅子像は第二第三の獅子像が造られないよう元となった型は破棄されたといわれています。
ギリシアローマ神話を題材に作られたドームの大モザイク画は、巨大な太陽と月を中心に太陽神、月神、豊穣神が並び外周の12星座がそれぞれ8幅の世界の金融都市が描かれた壁画をさしています。1955年、建物が上海市人民政府として生まれかわる際、 図が殖民主義的かつ商業主義的であるとみなされ取り壊しが検討されました。しかし、その美しさを惜しまれ、クリーム色の塗料で塗り隠されました。
多くの人々に忘れ去られていたモザイク画は1997年、建物の改修によってついに発見され、大きな話題をよびました。

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コメント

何時も興味しんしんで拝見してます。
建築物は、残るものですから、相当気合を入れて、作られたのでしょう。
トテモよくわかりました。
気宇壮大なところが羨ましいです。

投稿: kei koizumi | 2005/08/05 22:46

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